【ジュニアアスリート】試合後の食事のポイント

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試合後は、気持ちが高ぶって、疲労感を感じにくい子もいますが、エネルギーを使い果たした体はダメージを受けています。なるべく早く疲労回復することが大切です。

今回は、試合後の食事のポイントについてお伝えします。

試合直後が肝!

試合後すぐに栄養補給をしましょう。なるべく早く「糖質+たんぱく質」を補給することで、試合で消耗したグリコーゲン(エネルギー源の蓄え)の回復が早いと報告されています。その回復は、糖質単体よりも、たんぱく質を同時に摂ると回復がよいと言われています。試合直後にすぐ補給できるように、事前に準備しておくとスムーズです。運動後、食欲がない子は、飲み物やゼリーなどで補うのもいいでしょう。

補食(例):たんぱく質入りおにぎり(ツナおにぎりなど)+飲み物(牛乳、オレンジジュースなど)

Point

  • 試合後、なるべく「早く」栄養補給を
  • 糖質単体よりも「糖質+たんぱく質」で補給することがカギ

次の試合までの期間別 食事のポイント

【試合が連日続く場合】

試合前と同じように、「糖質多め、たんぱく質はいつも通り、脂質控えめ」を意識したバランスよい食事をとりましょう。疲労回復も必要なため、酸味のある酢や柑橘系を上手に取り入れるのもおすすめです。

【試合が2週間以上あく場合】

試合直後の栄養補給をしっかりした後は、練習期と同じ食事でOK。試合からの解放で、好きなものばかりに偏る、食べ過ぎには注意しましょう。打ち上げで、肉を食べ過ぎた、冷たいものを飲み過ぎた等で胃腸に負担がかかると、練習できない日が続いてしまいます。

Point

  • 試合が続く場合は、「糖質多め、たんぱく質はいつも通り、脂質控えめ」を意識したバランスよい食事を
  • 試合が2週間以上あく場合は、通常通りのバランスよい食事でOK!

「食べたい!」という気持ちも大切に

食事管理しすぎて、本当は食べたい気持ちを抑えすぎると、ストレスにもなりかねません。「からあげが食べたい!」などの要望があれば、ぜひ食べさせてあげましょう。量に気をつけてあげ、その後の食事で調整すれば、大丈夫!食事は、体づくりだけでなく、心の安定にもつながります。試合前に、何が食べたいかリクエストを聞いておくのもいいですね!

Point

  • 好きなものや食べたい気持ちに寄り添って、心身の疲労回復を

手軽に栄養補給!アスリート応援レシピ

今回は、試合後の疲れで、免疫力も下がりがちな身体を助けるビタミンCとクエン酸がとれる、とっても簡単なレシピをご紹介します。パプリカより小ぶりな「フルーツパプリカ」は、甘味が強く子どもで食べやすいです。赤、黄色など様々な色のパプリカを組み合わせると、元気がでるカラフルな色で食欲をそそります。フルーツパプリカがない場合は、パプリカでもできます。料理に添える、刻んでトッピングに使ってみてくださいね!

~漬けるだけ・フルーツパプリカの酢漬け~

【材料】(作りやすい分量)
・フルーツパプリカ:3個
・すし酢:大さじ2g(お好みで調整)

【作り方】
①パプリカを食べやすい太さの細切りにする。
②保存袋に切ったパプリカとすし酢を入れて1~2時間以上冷蔵庫で保存。

【参考文献】

  1. 川端理香 . 勝てるカラダをつくる!10代スポーツ選手の栄養と食事. 株式会社 大泉書店 .2009
  2. 鈴木志保子 . 理論と実践 スポーツ栄養学 . 株式会社 日本文芸社 .2018
  3. 石川三知、大島夕佳、阿部菜奈子 . ジュニアアスリートのための栄養学講座 .株式会社 ベースボール・マガジン社. 2022

遺伝子で可能性を最大限に引き出す

&DNA

「&DNA®」“遺伝子と共に生きていく”という想いがこめられています。遺伝子は、一生変わることのないジブンそのものです。「&DNA®」は、ジブンの可能性を最大限に発揮できる一助になれると確信しています。 各スポーツに特化した開発を今後も続け、さらにはスポーツだけに留まらず健康分野にも拡大し、シリーズ化して参ります。