試合が近づくと、緊張して食欲が落ちる子もいます。また、試合で最大限の力を出すために、無理にたくさん食べようと思ってしまう子もいるかもしれません。試合で自分自身の持っている力を発揮できるように、体と心を整えることが重要です。
今回は、試合前日までの食事のポイントについてお伝えします。
試合中に使用するエネルギーを貯えるための食事をしましょう。エネルギー源となるのが糖質です。主食であるお米、めん類、そして果物を通常より多めに摂ることを意識します。
さらに、糖質を効率よくエネルギーとして利用するために、ビタミンB1やクエン酸を一緒に摂ることもポイントです。
・ビタミンB1を含む食品:豚肉や大豆製品など
・クエン酸を含む食品:酢、かんきつ系のフルーツ(レモン、みかんなど)や梅干しなど
試合が近づくと、練習量を抑えて調整する場合もあります。そのときは、カロリーオーバーにならないように量を調整しましょう。
① 脂質が多い食品やメニュー:脂質は、糖質に比べて消化に時間がかかります。特に試合が近づくと緊張で、胃腸の働きが低下しがちです。胃腸の負担を減らすためにも、揚げ物や脂身が多い肉などは、控えめにしましょう。メニュー例としては、「とんかつ」ではなく「豚しゃぶ」、「から揚げ」でなく「鶏ハム」にするなど
② 生ものや初めて食べるもの:刺身などの生ものは食あたり、初めて食べるものは、体に合うかわからないというリスクがあります。緊張で、食欲が落ちることもあるので、なるべく食べ慣れたメニューがおすすめです。
試合で、力を出し切りたい!という思いが強いほど、プレッシャーを感じます。緊張や興奮によって、交感神経が優位になり、消化・吸収が抑制されます。人によっては、食欲が低下してしまうこともあります。
胃腸の働きを整える対策として、「ゆっくりとよく噛んで食べる」ことを心がけましょう。ゆっくりと食べることで、試合前の焦りも落ち着かせ、よく噛むことで、胃腸の負担を減らすことができます。
食欲がでないときは、食べ慣れたメニューや消化のよい食べやすいメニューを取り入れる、補食を活用するのも一つです。
【参考文献】
「&DNA®」“遺伝子と共に生きていく”という想いがこめられています。遺伝子は、一生変わることのないジブンそのものです。「&DNA®」は、ジブンの可能性を最大限に発揮できる一助になれると確信しています。 各スポーツに特化した開発を今後も続け、さらにはスポーツだけに留まらず健康分野にも拡大し、シリーズ化して参ります。