「運動するのに食べる量が少ないけど大丈夫?」と心配する保護者の方も多いのではないでしょうか。無理に食べさせて、お子さまにとって食事の時間が苦痛になっては余計に食べなくなる可能性もあります。食べられる量は、個人差があります。その子のペースに合わせた食事や栄養補給をして、上手に食べる意欲を引き出してあげるのがベストです。
今回は、小食のジュニアアスリートの食事のポイントについてお伝えします。
小食の相談で、話しを聞いていくと食事以外にお菓子やジュースを飲んでいて、食事の時にお腹が空いていないケースもよくあります。まずは、食事以外の飲食を確認しましょう。特に、子どもが自由にお菓子やジュースをとれる環境であれば、大人が把握できていない場合もあります。しっかりとお腹が空いている状態で食事を迎えると、意外と量が食べられるかもしれません。まずは、間食の時間と量を管理しましょう!
食事の前にお腹は空いているけど、幼い頃からあまり食べない、食に興味がない子もいます。1回の食事量を増やすのが難しい場合は、補食で食事回数を増やしましょう。タイミングは、運動前後がおすすめです。
「補食」=食事を補うためのものなので、内容は食事の一部を選ぶと栄養バランスも整いやすいです。例えば、運動前には食べやすい小さなおにぎり、バナナ、焼き芋など、エネルギー源になるものを選ぶとスタミナ切れの予防にもなります。また、運動後は、30分以内に栄養補給することで筋肉を増やすことにもつながります。おにぎりに鮭やチーズ、飲み物に牛乳や豆乳などがおすすめです。お子さまのリクエストも聞きながら上手に補食を取り入れて、一日の食事量を増やしていきましょう。
次に、小食の子どもに効果的な食事の工夫3つをご紹介します。お子さまの様子をみながら試してみてくださいね。
1)完食できる量かそれより少なめに盛り付ける
出された食事の量が多いと、食べる意欲が出にくいものです。「これなら食べられるかも!」という量をはじめは出してあげると前向きに食べだす子もいます。「完食できた!」「おかわりもできたと!」いう自信が生まれることで、食べる意欲を育てることができます。
2)白ご飯に“トッピング”
白いごはんがなかなか進まない子や偏食が心配な子には、白いごはんにあうトッピングで栄養素をプラスするのもおすすめです。例えば、ちりめんじゃこ、ごま、青のり、卵、納豆などがあります。
3) 油を使った調理法
エネルギーの高い油で調理する方法も一つです。鶏肉を焼くのではなく、揚げるだけでもエネルギーアップします。また、みそ汁に風味付け程度のごま油をかける方法もあります。ただ、油が多い食事は消化に負担がかかりやすいです。試合前後や夜遅い時間の食事では避けるようにしましょう。
【参考文献】
「&DNA®」“遺伝子と共に生きていく”という想いがこめられています。遺伝子は、一生変わることのないジブンそのものです。「&DNA®」は、ジブンの可能性を最大限に発揮できる一助になれると確信しています。 各スポーツに特化した開発を今後も続け、さらにはスポーツだけに留まらず健康分野にも拡大し、シリーズ化して参ります。