試合で力を出せるトップアスリートは、特別な食事をしていると思っている方も多いではないでしょうか。
実際は、アスリートの食事も「バランスのよい食事」が基本です。その上で、各競技の特徴や個人の運動量、体格などによって量や回数を調整しています。特に、成長期であるジュニアアスリートは、成長に必要なエネルギーや栄養素も必要になります。
今回は、食事の基本である「バランスのよい食事」についてお伝えします。
私たちの体は食べたものからできています。
食べものから吸収された栄養素の役割は、「体を動かすエネルギー源」、「体をつくる材料 」、「体の調子を整える材料」の3つがあります。その役割を担う栄養素は、大きく5つに分けられ、「糖質 ・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル」を5大栄養素とよんでいます。
これらの栄養素が力を発揮するためには、個人プレーでは難しく、それぞれの栄養素と協力し合うことが不可欠です。そのため、スポーツで力を出し切る体づくりには、5大栄養素を偏りなくとる、つまりバランスのよい食事を食べることが必要です。
図. 5大栄養素の主な役割
次にバランスのよい食事がどんな食事であるかをお伝えしていきます。
バランスのよい食事は、「主食」、「主菜」、「副菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」の5つのグループがそろった食事です。まずは、毎食「主食」、「主菜」、「副菜」の3つをそろえるようにしましょう。「牛乳・乳製品」、「果物」は、朝食や補食でとるなど、1日のどこかでとりいれていきます。
バランスがよい食事とは、「主食」、「主菜」、「副菜」、「牛乳・乳製品」、「果物」がそろった食事。よいコンディションでスポーツをする食事の第一歩として、毎食「主食・主菜・副菜」この3つがそろっているかチェックすることからはじめてみましょう!
(すべて2023年3月9日閲覧)
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